6月5日・6日両日、第一回 千曲川・信濃川リバーフェスティバルがクアハウスにて盛大に開催されました。
参加人数は160名を超え、地元は無料とあってか、子供たちも大勢参加しました。
初日の6月5日は町外のお役さまや、地元関係者45名で栄村の横倉上流より川下りをはじめました。
私もラフティングは始めてで、カメラを濡らさないように頑張って撮影してきました。
ゴムボートの他にも小さなカヌーで下る人もいました。最初は面白そうだなと思いましたが、激流で何度も引っくり返る姿を目撃し、まさに命をかけた挑戦だと思いました。
また、ラフティングボートでもインストラクターが何人も乗っているにも関わらず、ボートが転覆し全員が激流に放り出される場面もあり、まさにスリル満天の体験です!
青倉のあたりでしょうか?道路からは絶対に見られない光景を見ながら下ります。なん10トンもある巨石・奇岩・名もない滝に目を取られながらい一気に下ります。
志久見川ではちょっと休憩タイムに滝を散策しました。「水が綺麗!冷たい!」とおおはしゃぎです。
横倉からクアハウスまで下ること3時間、激流が多いためこのコースは大人向けのコースです。
たった1回のラフティングで私はすっかり川下りの虜になってしまいそうです。
6月6日 リバーフェスティバルの地元無料体験の日とあって120人以上の参加者が集まりました。写真は午後の部のみなさんです。
信濃川最大の激流総滝の上流に差し掛かりました。のどかな川面に白波が目立ち始め、岩に砕ける水音が段々大きくなってボートの上に緊張がみなぎります。
最初の難関を超え信濃川橋に差し掛かると宙吊りで出迎えてくれた人がいました。クアハウスでクライミングしている福原さんです。
昨日も足滝の橋で、大きな垂れ幕とともにぶら下がって歓迎していただきました。
断崖を何本もの名もない滝が落ちています。滝のマイナスイオンを全身に浴びながらゆったりと流れます。
流れのゆるい所では川に飛び込む子供たちもいました。おそらく川で遊ぶことも初めての経験だったと思います。「川は汚いところ・危険なところ」と教え込まれ信濃川を知らない子供とたちに、もっと川を知り、川を楽しんでもらいたいと思いました。
楽しかった川下りも下船渡本村で終わりです。砂浜で釣りをしていた人も何事が起きたのか?という感じで見ていました。
この辺も景色の良い川原ですね!
午前の部と午後の部の合同バーべキューです。食材は各自が持ち込んだもので、食べきれないほどの旬の食材が集まり、町外の皆さんにも大好評でした。
十日町市からも商工会青年部の皆さんが視察にやってきました。
今回のバーべキューや前夜のウエルカムパティーを段取りしてくれた「Wa」の皆さんです。この人たちが居ないとイベントが盛り上がらないほど、津南の元気・実行集団です。
2日間の川下りで思ったことは、写真好きな私でも、見たこともない風景に出遭う素晴らしい財産が津南・栄村に残されていたことに誇りに思いました。
ラフティングの本場、水上町などでは移り住んでインストラクターを続ける若者たちが増え、ちょっとしたベビーブームが起きていると聞きました。
冬はスキー・スノボーを教え、春から秋には川で身を立てる。こんな生活があっても良いのではないでしょうか?
千曲川・信濃川は十分すぎるほど美しく、新たな観光資源として次の世代に残さなくてはならないみんなの財産です。
そのためには、ある程度の水量が流れていないと河川の環境は悪くなる一方です。
今年いっぱいで切れる西大滝ダムの取水権の更新を向かえ、私たちはもっと大きな声で、母なる信濃川のことを発言していかなければならないと、強く思った貴重な体験でした。