日曜日は津南町観光協会の電話番で事務所に詰めていたら、フジテレビの午後6時のニュース番組の撮影クルーが役場駐車場で除雪の様子を撮っていました。
しばらくしてディレクターが中に入って来て、色々とお話や道案内をしているうちに、一緒に案内した方が良いと思い、事務所を閉めて秋山郷方面まで案内しました。
途中の船山あたりで細い裏路地に入って行くと、庭木が雪の重みで道路に倒れ道を塞いでいました。戻ろうかとすると、すかさず撮影スタッフが車から降りてインタビューを始めました。私らからすると大して珍しくない光景でも、時間をかけて念入りに撮影していました。
車が走り出し、船山の歴史民俗資料館まで差しかかると屋の上に大勢の若者が上がって雪を掘っていました。丁度良い光景かと車を停めてよく見ると、なんと庇が雪の重みで折れているではありませんか
先週ここを通りかかった時、人が住んで居ないのか、一度も雪降ろしをしていない状態で、すでに庇がたわんでいたのを思い出しました。
こんな悲惨な状態はカメラに写してもらいたくないのですが、もう後の祭り、この場所で1時間以上の撮影になりました。
この家の持ち主は現在横浜市の方に移られ、雪の無い時期にこちらに遊びに来る別荘のように使われているとのことでした。
ご主人が雪降ろしに帰られ、予想外の雪の多さにあわてて屋根に上がって雪降ろしを始めると、雪庇が庇を折り曲げて落下し、その後一晩中雪降しをしたと話されておりました。
しかし、除雪作業の人たちにはそんな悲壮感もなく、楽しみながら雪を降ろしている様子で、聞けば夏もこちらに良く遊びに来る仲間で、今回は雪降ろしの手伝いに来ているとのことでした。
屋根に上がっての雪降ろしは2回目と聞きましたが、ちゃんと戦力になっていました。ともすると暗くなりがちな光景の中で、彼女たちの明るさに救われたような気がしました。
しかし、天は我を見放したのか!停めてあった車の脇のケヤキの木の上からなにやら黒い物体が落ちて大きな音が・・・
よく見ると、それはカラスの巣?凍り付いて石のように重たい鳥の巣です。こんな滅多にない光景でもしっかり撮影するしてニュースに流すの?
この後、見玉不動尊まで案内して別れました。私は午後から除雪ボランティアがあるので急いで観光協会まで帰らなくてなりません。
撮影クルーはそのまま結東の萌木の里の方へ行って無事に昼食にありつたものと思われます。放送は今日の6時フジテレビ系で映るかも知れません。
こういったテレビ局の報道は、一人暮らしの年寄りばかりが強調されるシーンばかり流すので、協力したくは無かったのですが、四季折々の暮らしや、なぜ此処から逃げ出さずに住み続けてきたのかを話してみましたが、少しは効果があったのかなー?