今回の視察は小樽の雪まつりが目的でしたが、2日目の朝のテレビニュースで札幌雪まつりの開催が報じられると、やっぱり見たくなって、予定を前倒しにして午後からJRで札幌まで出かけました。
「どうせ札幌の真似は出来ない」とそれほど興味を持ちませんでしたが、いざ見てみると、その圧倒的な存在感に脱帽です。
雪質が違うせいもありますが、緻密で綺麗、そして圧倒的な迫力、まさに王者の風格で、とても真似のできるものではありません。
翌日の小樽の散策で屋根の雪堀を目撃しました。積雪は60センチくらいですが、歴史的な建物でもあり、大事をとっての雪降しです。しっかりと命綱をして作業していました。
今回の視察のもう一つの目的は、極寒の地の住宅を見ることです。散策をしながらチェックは欠かせませんでしたが、新千歳空港まで向かう車中から札幌近郊の住宅の屋根を撮ってみました。
どの家も「ゆきぐにの家」と同じ水平な屋根で雪を貯めています。一般的に家は小さい目で、シンプルな形が熱の進入や放出を抑えているようです。家の中はきっと暖かいのでしょうね!
落下式の屋根もたまに見かけますが、落ちた雪の処理が要らない分、水平の屋根が多いようです。
また、屋根の上に少し雪が残っていた方が断熱効果があり、水平の方が雪庇が出にくいと思いました。
雪国の住宅は、突き詰めるとこういうカタチになるということを実感した3日間でした。