長野県北部地震で大きな被害のあった、栄村 青倉地区と森地区で2軒の地鎮祭が執り行われました。
青倉地区は、今回の地震で最も被害の大きかった地区で、村のあちこちで家屋や作業所・車庫等が倒壊しました。
私は長野県北部地震の翌日、まだ車輌通行止めが続く中、栄村役場に車を停めて、当社の建てたお宅を訪問しようと、歩いてこの青倉経由で横倉まで入りました。
その時の状況は今でもはっきりと覚えていますが、倒壊した家屋が道路にはみ出し、住民は皆避難し、異様な状況の中を歩いて通りました。
その通り沿いに、今回のお宅があり、栄村復興支援機構「結い」でのお手伝いで、このお宅にも顔を出したこともありました。そんなことを思いながら、災害に強い家作りの決意をあらたに地鎮祭に向かいました。
もう1軒は、栄村役場の近くで、此処も被害の大きかったところです。このお宅では、母屋、蔵、作業所が全て使えなくなり、昨年作業所だけ建て直し、今年は住宅に取り掛かります。
施主さんとは地域活動で何度かお会いしていましたが、まさかこんなことでお役に立てるとは思いませんでした。
2軒とも2階建て木造耐雪住宅で10月中頃には完成する予定です。